1. サロンブログ
  2. 【セラピストが解説】マタニティ腰痛はなぜ起こる?妊娠週数ごとの3大原因とメカニズム」
 

【セラピストが解説】マタニティ腰痛はなぜ起こる?妊娠週数ごとの3大原因とメカニズム」


【セラピストが解説】マタニティ腰痛はなぜ起こる?妊娠週数ごとの3大原因とメカニズム」】

今、腰の痛みやだるさで夜も眠れないほど辛い思いをしていませんか?それ、妊娠中の自然な変化なんです。



最近、マタニティさんからのお問合せが増えてきました。



みなさん共通して、「腰がとにかく痛い」「歩くのも辛い」と腰の痛みを訴える方ばかりです。


このマタニティ期の腰の痛み、ただ赤ちゃんの成長と共にお腹が大きくなってきただけではないのです。


マタニティ腰痛の本当の3大原を、週数ごとの体の変化とともに分かりやすく解説します。

マタニティ腰痛の3大メカニズム


 原因①【ホルモン性】骨盤の土台を緩ませる「リラキシン」の働き

出産時に赤ちゃんが通りやすいよう、骨盤周りの靭帯や関節(仙腸関節、恥骨結合)を緩める女性ホルモン。


このホルモンは妊娠初期から分泌され始めるため、「まだお腹が目立たないのに腰が痛い」ということが起こります。


結果: 土台である骨盤が不安定になり、それを支えようと周りの筋肉(特に腰やお尻)に過度な負担がかかります。


原因②【力学的】重心の変化と「反り腰」による筋肉への過緊張


妊娠中期以降、お腹が大きくなり体の重心が前へ移動します。


バランスを取ろうと無意識に上半身を後ろに反らす、いわゆる「反り腰(腰椎の過度な前弯)」になりやすくなります。


結果: 腰の奥の筋肉や背筋が常に緊張状態となり、血行不良や硬直を引き起こし、痛みが悪化します。




 原因③【循環・インナーユニット】血行不良と筋力の低下


巨大化した子宮が骨盤内の大きな血管(特に下半身への血流)を圧迫し、血行が悪くなる。血行不良は筋肉の緊張や冷えを招き、痛みを増幅させます。


インナーユニットの機能低下:お腹が引き伸ばされることで、体幹を安定させる腹横筋(インナーマッスル)の働きが弱くなります。


お腹の重さで骨盤底筋群が常に引き伸ばされ、体幹の安定性がさらに失われ、これにより、腰を支える力が弱まり、腰痛が発生しやすくなります。





マタニティ腰痛は、あなたの体が赤ちゃんのために懸命に変化している証拠です。

ご自身の変化を理解し、不安を和らげましょう(^^♪





当訪問マタニティケアでは、今の腰の痛みを和らげながら、弱ってくるインナーマッスルを鍛えるセルフケアをお伝えしています。


下記は、定期的にケアさせて頂きました27週のマタニティさん。


姿勢の偏りもあり、腰がお辛そうでしたが、インナーマッスルが意識できるようになり、腰痛も和らいできたようです。





また、お腹の深層の筋肉である腹横筋をサポートするさらしもお使い頂きました。




さらしは、普通の腹帯より、その人の身体に合わせて巻けるので、フィット感が違います。



産後の腹直筋離開の防止にもなりますので、ぜひ、マタニティ期からお試し頂きたいアイテムです(^^♪