【セラピストが解説】マタニティ腰痛はなぜ起こる?妊娠週数ごとの3大原因とメカニズム」】
今、腰の痛みやだるさで夜も眠れないほど辛い思いをしていませんか?それ、妊娠中の自然な変化なんです。
最近、マタニティさんからのお問合せが増えてきました。
マタニティ腰痛の3大メカニズム
出産時に赤ちゃんが通りやすいよう、骨盤周りの靭帯や関節(仙腸関節、恥骨結合)を緩める女性ホルモン。
このホルモンは妊娠初期から分泌され始めるため、「まだお腹が目立たないのに腰が痛い」ということが起こります。
原因②【力学的】重心の変化と「反り腰」による筋肉への過緊張
妊娠中期以降、お腹が大きくなり体の重心が前へ移動します。
バランスを取ろうと無意識に上半身を後ろに反らす、いわゆる「反り腰(腰椎の過度な前弯)」になりやすくなります。

原因③【循環・インナーユニット】血行不良と筋力の低下
巨大化した子宮が骨盤内の大きな血管(特に下半身への血流)を圧迫し、血行が悪くなる。血行不良は筋肉の緊張や冷えを招き、痛みを増幅させます。
インナーユニットの機能低下:お腹が引き伸ばされることで、体幹を安定させる腹横筋(インナーマッスル)の働きが弱くなります。
お腹の重さで骨盤底筋群が常に引き伸ばされ、体幹の安定性がさらに失われ、これにより、腰を支える力が弱まり、腰痛が発生しやすくなります。

マタニティ腰痛は、あなたの体が赤ちゃんのために懸命に変化している証拠です。
ご自身の変化を理解し、不安を和らげましょう(^^♪
下記は、定期的にケアさせて頂きました27週のマタニティさん。


さらしは、普通の腹帯より、その人の身体に合わせて巻けるので、フィット感が違います。