ここ最近、産褥期ママのケアに伺って、改めて気づいたこと
それは、産後1ヶ月(産褥期)は頻回のケアが有効だということ。
個人的に、何回コースを押してくるような営業トークが苦手なので、あまり押せ押せな感じはしたくないのですが、
実際に出産されてまもないお母さんのお身体にふれていると、妊娠期からの身体の変化・ホルモンバランスの急激な変化、出産疲労、慣れない子育てで実にいろいろな心身の変化があります。
産後1ヶ月だけでも、イラストのように、実に様々なお悩みがあります。
むくみ、尿漏れ、膣ゆるみ、内臓下垂(下腹ぽっこり)、筋肉の癒着(筋肉や筋膜が骨や他の筋肉組織に異常にくっついてしまう状態)、出産筋肉痛み、子宮収縮痛、恥骨痛み、お尻の痛み、骨盤の不安定感(ぐらつく、歩くと違和感がある等)、慣れない横抱っこによる疲労で腕から首、肩、背中のコリまで。
また、産後はメンタルにも大きく影響を及ぼしますので、産後うつ(無償に涙が出てくる...急に襲ってくる疎外感等)、育児疲労、母乳トラブル(上手く母乳が出ない、赤ちゃんが上手く飲めない、乳房が張って痛い等)。
挙げるだけでも、本当に産後まもないお母さんはいろいろな疲労が蓄積されていることがわかるかと思います。
その疲労を少しでも軽く差し上げたい、そんな想いで毎回施術にのぞむのですが、気づいたら時間を過ぎてしまいそうになるくらい、(中には少し延長させて頂く場合も)なかなか全身全てを一気にゆるめるのは正直、難しいと感じています。
長時間できればいいものの、赤ちゃんの授乳時間もあるので、長くても2時間くらいが限度ですし、ママも長時間ですとかえって疲れてしまいますよね。
なので、ほとんどの方がカウンセリング・日々のセルフケア指導(前後トータル30分)を含めて2時間となる90分コースをご依頼頂いております。
そして、それを3回でお申込む方がほとんどですが、ここ最近は、さらに追加で2回、3回とご依頼頂くケースが増えています。
例えば、1回目は、背中にフォーカス、2回目は脚(特に太もも外側、お尻等)、3回目で人によってはだいぶお身体もゆるんでくるので、全身+さらにゆるめたい箇所でようやく身体の変化が見られることが多いです。
そこに加えて、2回続けてケアすると余計な身体の力みが抜けてくるので、この時点で、合わせてインナーマッスルのトレーニングも合わせてされると、その後に続く、赤ちゃんの月齢が上がることにつれ、変わってくるお身体のお悩みも軽減されるのではと感じます。
施術だけでなく、ママさんにはインナーマッスルが働きやすい骨盤の正しい位置、姿勢、授乳時の楽な姿勢、抱っこの仕方などについてもちょこっとアドバイスさせて頂いています。
中には、ちょこっとベビーマッサージをお伝えする場合もあります。
どうして、インナーマッスルがきちんと働くといいのか?
これについてはまた次回お伝えします(^^♪
産後の回復ケアトリートメントの詳細は下記よりご覧ください↓