先日、産後のトリートメントで何度か足を運んでいるお客様から頂いた一言に、はっとしました。
ここに私がお母さんのケアにこだわる理由があります。
14年前の長男2歳、次男0歳の子育て時期が私にとって体力的にも精神的にも本当にしんどい時期でした。
当時、引っ越してきたばかりであまり知り合いもなく、また次男が生後2ヶ月の時に、あの東北の大震災が起きました。
東京は被災地に比べればはるかに被害はなかったものの、物資の不足、外遊びの制限等もあり、ピリピリとした空気感がありました。
加えて以前より闘病中だった母の容態が思わしくなく、お見舞いに行きたくても2人の息子を連れて病院に行くのも一苦労でした。
パートナーからのサポートも十分になく、ほぼワンオペ状態だった私は、心身共に疲れはてていました。
イライラも募り、長男に強くあたることもあり、その度に自己嫌悪になっていました。
辛過ぎても、リフレッシュする術もなく、ストレスがたまる日々でした….
そんな時に私がほしかったケア。
それを今届けようとしているのかもしれません。
私だけでなく、ご自身の辛い経験を原動力に、人をサポートする側になりたいと思う人もたくさんいらっしゃいます。
私のセラピスト仲間もそんな想いが詰まった愛溢れる人が多いです。
セラピストにならなくとも、同じように辛い経験をした人がいたら、そうかそうか、辛かったね。と寄り添えるような懐の深い人になると思います。
そう考えると人生で辛い経験というのは、その時は辛くてしんどくても、いつかそれが糧となって、その人をより豊かに成長させてくれるものになるのかもしれません。
話はそれましたが、そんな想いでお母さん1人1人と向き合っています。
だから、人によっては、鬱陶しく感じるかもしれません。
でも、多くの人でなくても必要としている人に届けられたら、それで幸せです。
そんなことを気づかせてくれたお客様に感謝♡
これからも、自分らしく、セラピスト人生を全うしていきたいと思います(^^)
産前産後&赤ちゃん専門セラピストぶん