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あなたのせいじゃない! 産後のホルモンが引き起こす「夫婦間のイライラ」の正体


あなたのせいじゃない! 産後のホルモンが引き起こす「夫婦間のイライラ」の正体

産後、パートナーに対してこんな想いはありませんか?

  • 夫も赤ちゃんのお世話を手伝ってくれる。それなのに、イライ
  • 夫が帰宅した瞬間に、なぜかイライラが爆発する
  • ソファで寝ている夫を見て、理由もなく涙が出た…




頑張り屋のママほど、このイライラで自分を責めてしまいますね。


「もっと優しくしなきゃ」「こんなことで怒るなんて心が狭いのかな」と。



でも、大丈夫。それはあなたの心が狭いせいではありません。


このイライラの正体は、あなたの体内で起きている「ある変化」が深く関わっています。


この記事を読めば、イライラの原因を理解し、少し心が軽くなります。



イライラの真犯人! 産後ホルモンのジェットコースター

◎2つの大物ホルモン「プロゲステロンとエストロゲン」の急降下


妊娠中、心と体を守ってくれていた女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が大量に分泌されていました。


それが、出産後、これらのホルモンが一気にジェットコースターのように急降下し、生理前のPMS(月経前症候群)よりも大きな精神的な揺らぎを引き起こします。


この急激な変化こそが、感情のブレーキが効きにくくなっている最大の原因でもあります。
なので、イライラさんは「心の病気」ではなく、このホルモンの仕業なのです。


◎ 「愛情ホルモン」が逆効果に!? オキシトシンの誤作動


授乳中やなどに分泌される別名「愛情ホルモン」とも言われるオキシトシン。


赤ちゃんへの愛着を深める大切なホルモンですが、このオキシトシンは警戒心や排他的な感情も高める作用もあるんです。


これにより、外部(特に夫)に対して「この人は家族を守るのにふさわしいか?」と無意識に厳しくチェックし、思い通りにやってくれなかったり、育児に協力しない夫のイライラが募ります。


つまり、夫へのイライラは、実はあなたが赤ちゃんを守ろうとする強い母性からきているのです。
 


そして、このホルモンに加えて、慣れない赤ちゃんのお世話と睡眠不足も感情コントロール能力を著しく低下させています。




自分を責めずに、心を楽にする3ステップ


Step 1: 物理的な負担を「手放す」ことから始める

完璧主義を卒業: 「自分でやった方が早い」という考えを捨て、「完璧な家事」より「心の平穏」を大事に。


具体的に頼む: パートナーに頼むときは「察して」ではなく、具体的なタスク、ゴミ出しをする、洗濯物を畳む等、できそうな仕事から具体的に頼む。



Step 2: 思考をストップ! 一人で静かに「ガス抜き」をする

イライラ時のルール: 感情的になっているときは、パートナーから距離を取ることを提案。「今、話すと喧嘩になるから、5分だけ一人にするね」と伝えて、別の部屋へ移動する。また、ホルモンのせいで今イライラしていることを伝えても◎


ガス抜き方法: 短時間でできるリセット法(深呼吸、温かい飲み物を飲む、好きな音楽を1曲だけ聞く、など 自分のご機嫌を取る。



 Step 3: 「頑張っている自分」を言葉にして認める

自己肯定感を取り戻す: イライラしているのは、あなたが家族のために必死に頑張っている証拠であることを伝える。

ねぎらいの言葉: 夫からのねぎらいを待つだけでなく、自分で自分に「今日もよく頑張ったね」「えらいぞ、私」と声をかける。




産後の訪問ケアもそんなイライラな気持ちを心と身体の両面からゆるめるのに一役かってくれますよ♪


お母さんが元気になれば、家族の巡りも良くなりますね(^^♪