産後すぐの腹筋運動はかえって逆効果?!
産後、赤ちゃんを産んだはずなのに、下腹が戻らない....
妊娠前の服が着られなくなった......
体重は戻ったはずなのに、下腹ぽっこりがなかなか変わらない....
そんなお声をよく聞きます。
【産後のぽっこりお腹の考えられる原因】
- 子宮が元の大きさに戻っていない
- 妊娠中についた脂肪はすぐに減らない
- 骨盤がきちんとした位置に保たれず、偏っている。
- 筋力が低下している。
筋力の低下.....
それなら、腹筋がいいかも?!
と思ってこんなThe 腹筋運動をしがちですよね。
妊娠中にお腹が大きくなり、お腹のインナーマッスル(腹横筋)が弱くなります。
その弱くなって、機能が落ちているインナーマッスルのままThe腹筋をやろうろすると、かえって腰を痛めたり、逆効果になることもあります。
まずは内側から引き締めてくれるお腹のインナーマッスルでもある腹横筋にアプローチしていきましょう。

上記写真のThe腹筋は腹直筋にアプローチする腹筋運動です。これは、腹直筋離開がある人には余計に悪化してしまうため特に注意が必要です。
なので、まずは腹横筋を鍛えて内側からたるんでいるお腹をひきあげていきましょう。
今回は、お尻の筋肉(大殿筋)と合わせてできる腹横筋のトレーニングを紹介します♪
- ベッドや床に仰向けに横になり、膝を立てる。両手は横に置く。
- 息を鼻から吸う。(お腹→肋骨→胸の順で呼吸を入れる)
- 息を吸いきったら、膣と肛門を少しの力でしめる(しめすぎない)
- ゆっくり口から息を吐きながら、お尻を上にあげる。
お尻とお腹をきゅっとしめて5秒キープする。(息を吐きると腹横筋に効きやすくなる)
脱力しながら自然と息を吸い、お尻を下す。
これを5回1セットで、まずは1日2セットから。忘れないよう、寝る前や朝起きた直後に行うのがおすすめです。
POINT)前回お伝えした骨盤底筋体操の呼吸と合わせて行うと、骨盤底筋も一緒に鍛えられますよ♪
尿漏れ改善にも。骨盤底筋体操
また、合わせて、姿勢を整えることでお腹のインナーマッスルが働きやすくなります。
産後に多い反り腰さんは、それだけでインナーマッスルが機能しにくくなります。
骨盤の向き、耳・肩・腰が一直線になるように姿勢を意識してみると、それだけでもお腹のインナーマッスルが働きやすくなりますよ。
約10ヶ月かけてお腹の赤ちゃんを育んできたのですから、慌てず1年かけて戻していきましょう。
無理なダイエットや筋トレはよりも、適切なケアで産後疲れにくい身体作りを目指して下さいね♪