初産の方と経産婦さんの割合は3:7くらいで経産婦さんからのご依頼が多いです。
初産の方は、パパさんが産後疲れているママさんを気遣ってご依頼頂くことが多いです。
なぜって、初産は初めての慣れない子育てでママさんは自分の身体をケアする気持ちの余裕がないからです。
その頑張りが身体に出てきてしまうことで、身体をこわしてしまうお母さんも少なくありません。
そんな初産の苦い経験があって、二人目以降はしっかりケアしておきたいことも経産婦さんからのご依頼が多い理由のひとつです。
また、子育ての大変さは2倍以上にはなるものの、一人目で多少育児に慣れてきて、自分のことを見る心の余裕が出てくることも、経産婦さんからのご依頼が多い理由です。
本日の産後11日の二人目ママさんも、まさに二人目は自分のケアもしたいとのことでご依頼頂きました。
また、産院のサービスで産後エステを受けられたそうで、それがとっても気持ち良かったと。
ご自宅でも同じようなケアが受けたいと、当出張産後ケアを見つけて頂いたそうです(感謝)
そんな話を伺って、ふと私も思い出しました。
長男の時は市立の病院で出産したため、特に産後エステのようなサービスはなく、出産後すぐに母子同室(4人部屋)で息子と過ごしました。
夜中、なかなか寝ない我が子を、同室の方に迷惑がかかるかもと、病院の廊下で抱っこしながら夜が明けるのを待っていました。
若かりし頃の私(若い…)
その時は長男が愛おしかったので、特にそれが辛いとか感じることもなく、というより余裕もなく精一杯だったのかと思います。
(肌着を着せるのも、オムツ替えも慣れなかったので、時間がかかったな〜)
変わって次男は個人の病院で出産しました。
今度は個室でしたので、例え泣いても廊下を歩く必要もなかったのですが、ナースステーションに預けるという選択もあったので、極力預けて一人ゆっくり過ごすことを優先しました(笑)
さらに、産後エステのサービスがあり、専属のセラピストさんにデコルテマッサージをして頂きました。
今でも覚えています。その時の気持ち良さといったら.....。
そして、自分でも良くわからないのですが、何故だか、マッサージをされている時に涙が溢れてきたんです。
今思うと、気づかずうちに気を張っていたのが、ゆるんだのだと思いました。
妊娠期からの大きく変化するココロとカラダ。
合わせてジェットコースターのように変化するホルモンバランス。
ほとんどの方が出産後、ゆるむことがなかなかできないまま、24時間休みなしの子育てがスタートします。
だからこそ、産後は一度、リセットする時間が必要だと感じます。
今日のお母さんもマッサージ後は、「あ~これでしばらく頑張れそうな気がします」と。
なかなか自分でゆるみたくてもゆるめないからこそ、たまには誰かにゆだねて下さいね。