初産の方と経産婦さんの割合は3:7くらいで経産婦さんからのご依頼が多いです。
産後まもない産褥期。
案外、動けると思って動き過ぎていないですか?
はい、まさにこれ私がそうでした。
長男、出産後は、意外に動けたので、退院した直後から、よく動いていました。
でも、これって実は良くないんです。
何が良くないって。
産後の回復を遅らせる可能性があるからです。
子宮を支えていた骨盤内の靱帯は、出産直後は伸びたゴムみたいな状態になります。
産後すぐに動きすぎると靭帯は伸びたままになり、子宮下垂や悪露が長引くなどの原因となります。
回復には個人差はありますが、約6週間かかります。
最低でも3週間はかかります。
また、立っているだけでも、重力の関係で、内臓や骨盤底筋に負荷がかかります。
だから、最低限の赤ちゃんのお世話以外は「横になる」ことが大切です。
とは言え、横になるだけでは、なかなか回復しないことも多いケースも多いと、産褥期のケアをしていて感じます。
身体の辛さは産後ホルモンバランスが大きく変わるメンタル面にも影響してきます。
産褥期は「休む」ことを優先にされて下さいね
産後は膝がパンパンに?!
産後、膝がパンパンに張りやすいママさんが多いです。
これには、いくつか原因があります。
膝がパンパンになると、血流も悪くなり、脚全体が重だるくなります。
段々と重たくなる赤ちゃんで、さらに膝への負担も増えてきます。
実際に、産後3ヶ月くらい過ぎてから、膝痛を訴えるママも少なくありません。
根本的に解決するには、不均衡な姿勢を整えることが大切です。
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産褥期だからこそ、眠れたことが嬉しかったです!!
先日、出産して16日のお母様のケアをさせて頂きましたが、お母さんがマッサージ後に仰った言葉が印象的でした。
「全てが気持ち良かったです。何より、久しぶりに眠れたことが嬉しかったです」と。
そう、この時期は眠れないんです!!
「眠る」っていかに大切なことか。
逆に「眠れない」ことがどれだけ体に心にダメージを与えることか。
だからこそ、産褥期の回復ケアでは、マッサージ中にお母さんがうとうとされると安心します。
そのためにも、眠りを誘う環境作りは心掛けています。
寒くならないように、温まる電気シーツを敷いて、肌にふれる掛布団は、心地よいオーガニックのコットン。
枕元には3種類から選んでもらったお気に入りのアロマをたいて、ゆったりするBGMを流したらセット完了。
サロンのようなラグジュアリーな雰囲気はなくとも、慣れている自宅で少しでもリラックス環境を演出できるよう心掛けています。
さらには、心地よい圧、リズム、密着感を心掛けて。
優しいだけでなく、強張った筋肉はしっかりと捉えて緊張をとっていきます。
出張スタイルの産後ケアを受けてみてどうでしたか?
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